■ふくろ(鈴木正人 Masahito Susuki)■
脳性麻痺のサウンドアートアーティスト鈴木正人によるソロユニット。自然をテーマにしたアンビエントミュージックと映像をミックスしたパフォーマンスを行っている。
1972年松阪市生まれ。脳性麻痺による身体障がいのあるサウンドアートパフォーマンスアーティスト。2010年に活動を開始、2017年ポコラート全国公募展「形にならない表現部門」で入選した。
手と足が常に不随意運動をしているため体を車椅子に固定して生活している。唯一自由に動かせる頭に棒(本人はそれをアンコウと呼ぶ)を装着し、音源制作をする機械シーケンサーのボタンを押して音を打ち込んでいく。特有の感性で、既存の音楽にとらわれない独自の曲作りを行っている。
音で「自然」の驚異と美しさ表現するサウンドアートであり、アンビエントミュージック。例えば「風の吹き方」や「水の流れ」は常に変化し続け同じことを繰り返すことはない。音が空間に拡散し自然の中に溶け込んでいくイメージの音楽。その空間的な広がりやビートの揺れを、環境音ともノイズとも取れる音作品を目指している、現在その制作曲数は480曲以上(2021年7月現在)。
ふくろとは、どんなものでも包み込むという意味を込めて名付けた。本気になれば音楽で地球ごと包み込んでしまえると本人は言う。
2015年12月2日5thアルバム「黒い液体~ゆっくりと~」を発売した。黒い液体はゆっくりと時間をかけて楽しむもの。無意識に頭の背景で気持よく聴けるアルバムにしたいと思った。
2015年 10th album「時間」11th album「漫画を・・・観て」を発表、
2016年 12th album「普通が一番いい」13th「ほんわりとする」15th album「楽しみの前後」16th 「B面集」、
2017年 17th album「あぁ残念」18th「無」19th「夏が来たと思ったらまだ春だった」20th「ツキノヤソウ」 21th「木の色は銀色」を発表、
2018年 22th「冬の線香花火」23th「月歩きふりかけ」24th「切り替1-2-4」25th「夏なのに凍りついた」
2019年 26th「あと5分で砂漠に雨が降る」27th「格差と変身」を発表、
2020年 28th「強い風に当たると息が止まる」29th「24か所の争い」を発表、
2021年30th「うまれたひ」を発表。
●"Fukuro" is a solo unit by sound-art artist Masahito Susuki. He is disabled due to cerebral palsy. "Fukuro" is composing with the theme of nature. He is performing a live performance that mixes
ambient music and visual images.